送り人

こんにちは。

先生にゆうたろうです。

 

先月と今月、僕にとって身近な方が亡くなりました。

一人は高校時代の恩師。

そしてもう一人は僕の祖父です。

 

会えるうちに会っとけ。よく言われる言葉です。

でも、いつかまた会えるだろうとも思ってしまう。

そうこうしているうちに、旅立ってしまいました。

 

全く後悔してないかといわれれば、嘘になります。

でも、後悔ばかりかと言えば、そんなことはありません。

恩師には告別式にクラスの連名で供花を送ることができました。間に合うかギリギリのタイミングでしたが、同級生の助けもあってなんとか間に合わせることができました。

祖父も旅立つ直前に電話で話すことができました。と言っても、僕が一方的に話してるだけでしたが。電話口の向こうでどんな顔をしてたんでしょうね。笑ってたら、いいなあ。

恩師は僕を含め我々の代の数学を引っ張ってくれた先生でした。しかしそれ以上に、何かあった時(特に用がなくても)進路指導室に入り浸らせてくれた方でした。大学のパンフレットを眺めながら適当に時間を過ごし、思春期特有のなんとも言えない感情をぶちまけながら物思いに耽る。それを許容してくれた恩師には感謝してもしきれません。

大学時代、ゼミ論で祖父を対象にしたファミリーヒストリーを執筆しました。当時これが祖父の生き様を描くラストチャンスだなと思っていました。もっと聞きたかったこともありますが、たとえ断片であっても祖父の生きた証を残せたのは、よかったなと思います。初めて出会った大叔母が、今まで知らなかった祖父の幼少期を笑いながら話してくれたのもいい思い出です。

 

いつかまた、会えるだろう。

まだ、そう思ってしまう、願ってしまうのは、自分勝手でしょうか。

 

ではまた、次の記事で。